主な疾患

高血圧症

高血圧症は、血圧が高い状態が慢性的に続く疾患です。自覚症状がほとんどないまま進行することが多く、気づかないうちに心臓や血管に大きな負担をかけます。そのため、定期的な血圧測定と生活習慣の見直し、必要に応じた治療が大切です。

高血圧症の治療法

  • 運動療法

    ウォーキングなどの有酸素運動を継続することで血圧の安定が期待できます。無理のない範囲で習慣化が大切です。

  • 食事療法

    塩分摂取を控える減塩療法を基本とし、1日6g未満を目標にします。加工食品や外食を見直し、だしや香辛料を活用して薄味に慣れることが大切です。野菜や果物を取り入れたバランスのよい食事を心がけます。

  • 薬物療法

    生活習慣の見直しだけでは血圧が十分に下がらない場合に実施します。年齢や合併症、血圧の程度を踏まえ、適切な降圧薬を選び継続的に調整していきます。

※当院にて治療困難な場合は、病診連携している医療機関に紹介しております。

脂質異常症

脂質異常症は、血液中のLDLコレステロールや中性脂肪が増え、HDLコレステロールが低下するなど脂質のバランスが乱れる疾患です。自覚症状がほとんどないまま動脈硬化が徐々に進行し、血管が狭く硬くなっていきます。定期的な血液検査による早期発見と、食事・運動療法を中心とした継続的な管理が重要です。

高脂血症(脂質異常症)の治療法

  • 運動療法

    ウォーキングなどの有酸素運動を習慣化することで、中性脂肪を減らし、善玉コレステロール(HDL)の増加を促す効果が期待できます。

  • 食事療法

    飽和脂肪酸やコレステロールの多い食品を控え、野菜や魚、大豆製品を積極的に取り入れます。食物繊維を増やすことも有効です。

  • 薬物療法

    生活習慣の改善で十分な効果が得られない場合に行います。脂質の状態に応じて適切な薬剤を選択し、定期的に血液検査を行いながら調整します。

※当院にて治療困難な場合は、病診連携している医療機関に紹介しております。

糖尿病

糖尿病は、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高い状態をさす疾患です。
糖尿病には「インスリン依存型(I型)糖尿病」と「インスリン非依存型(II型)糖尿病」の2つのタイプがあります。
「インスリン依存型(I型)糖尿病」は、ウイルス感染や自己免疫により膵臓が破壊されておきる糖尿病です。全体の5%の方が、こちらのタイプの糖尿病です。
「インスリン非依存型(II型)糖尿病」は、遺伝要因にくわえて、食べ過ぎ、運動不足、ストレスが加わって発症する糖尿病です。95%の糖尿病がこのタイプです。
糖尿病は深刻な合併症(神経障害、網膜症、腎症、動脈硬化症など)を引き起こすことがあり、最悪の場合は、死に至る危険な疾患です。早めの治療・対策が必要です。

糖尿病の治療法

  • 運動療法

    適度な運動により血糖値を下げ、インスリンの働きを高めます。継続することで体重管理や合併症予防にもつながります。

  • 食事療法

    食事量や栄養バランスを整え、血糖値の急な上昇を防ぎます。毎日の食生活の見直しが治療の基本となります。

  • 薬物療法

    インスリンが不足している場合にインスリン注射で補い、血糖値を適切にコントロールします。病状に応じて使用します。

※当院にて治療困難な場合は、病診連携している医療機関に紹介しております。

肥満症

肥満症は、体脂肪が過剰に蓄積し、健康にさまざまな悪影響を及ぼす疾患です。
放置すると糖尿病や高血圧、心臓病などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。食事や運動など、生活習慣の改善が治療の基本となります。

心臓病

心臓病は、心筋梗塞や狭心症など、心臓や冠動脈に異常が起こる疾患の総称です。
進行すると胸痛や息切れ、動悸などの症状が現れ、突然発症することもあるため、早期発見が重要です。

動脈硬化症

動脈硬化症は、血管が硬くなり弾力を失い、血流が悪くなる疾患です。
進行すると血管が狭く詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる疾患を引き起こします。

痛風(高尿酸血症)

高尿酸血症は、血液中の尿酸値が高い状態が続く疾患です。
放置すると、激しい関節痛を伴う痛風発作を起こすほか、腎障害や尿路結石などの合併症を招くことがあります。

生活習慣病は大きな疾患につながる可能性があります

高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は血管に大きな負担をかけ、動脈硬化を進行させます。その結果、脳の血管が詰まる、または破れることで発症する「脳卒中」や、心臓の血管が狭くなることで起こる「虚血性心疾患」(狭心症・心筋梗塞)のリスクが高まります。
これらは、手足のまひや言葉の障害、強い胸の痛み、意識障害などの重い症状を引き起こし、後遺症が残る場合や命に関わることもある大きな疾患です。
脳卒中や虚血性心疾患は日本において死亡原因の上位を占めていますが、生活習慣病を早期から適切に管理することで、十分に予防することが可能です。

Check!

当院の生活習慣病の治療方針 ~患者さまと二人三脚で取り組んでいきます~

医学的根拠に基づいた生活習慣の指導を行っています。生活習慣病の改善は、多くの場合、日常生活の見直しから始まります。これまで実践が難しかった健康的な生活を継続することは簡単ではありませんが、当院では日々の経過を大切にし、患者さまと二人三脚で取り組んでいくことを心がけています。また、重度の糖尿病など、高度な医療機関での治療が必要と判断される場合には、適切な医療機関をご紹介します。紹介先と十分に連携を取りながら、安心して治療を受けていただける体制を整えています。